改めてアスペルガー症候群を問う [アスペルガー]
アスペルガー症候群について改めて問います。みなさんは「アスペルガー症候群」と呼ばれる障害を知っていますか?いや、字は障碍でも障がいでもいいです。全く未知の状態でこの障害名を耳にする方も多いと思います。
最初に断っておきますと、アスペルガー症候群というのは、発達障害の一種であり、病気やケガではありません。
「高機能自閉症」とも称されています。
文字通り自閉症の一種なんですけど、自閉症と大きく相違するところがあります。
自閉症との相違点は、知的障害をともなわない点です。
アスペルガー症候群には、どんな風な傾向が見られるのか若干ご案内します。
アスペルガー症候群とされる方は、意思疎通を行ったり、社会性を堅持したりすることが困難とされます。
知的障害を伴っていないため、多彩な語彙を使った会話を行うことは問題なくできます。
にも関わらず、一般人には至極当然の応対が、アスペルガー症候群の人の場合には出来ないことがあります。
たとえばですよ、仕事場で、実はどうなのかをいちいち言わなくてもいい場面があります。
にもかかわらず、社会性に欠けるため、全部話してしまうことなどは、典型的なアスペルガー症候群です。
いわゆるTPOに合ったふるまいとか、空気を読むとか、場に応じたふるまいが苦手なわけです。
そのめた、周りの目は非常識な人、自分勝手な人、KYな人などと思われてしまうわけです。
一般の人に比べると、ある種の「感覚」が鈍かったり、逆に妙にセンシティブだったりすることもあります。
たとえば、ガラスをひっかくギーギーキーキー音。アレ嫌ですよね。
ところが、アスペルガー症候群の人の中には、全く拒否反応がない場合があります。
音に鈍感と言ったほうがよいでしょうか。
その一方で、僅かな陽射しにも気にかかって外出する時はサングラスを手放さないことも。
ソレ以外にも、ルーチン化された行動パターンに固執し、急にイレギュラーな行動を求められるようなことがあると、混乱したり嫌がったりすることがあります。
家族のためのアスペルガー症候群とのつきあい方―知っていればお互いラクになる (COSMIC MOOK)
- 作者:
- 出版社/メーカー: コスミック出版
- 発売日: 2015/10/22
- メディア: ムック
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