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アスペルガーの治療法 [アスペルガー]

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アスペルガーの治療には、エビリファイ、ジェイゾロフト、トレドミンなどが処方されます。薬だけに頼らずに、食事と栄養素で根本的な治療を目指すオーソモレキュラー療法もあります。認知行動療法で症状を克服することも可能です。今回はそれらをまとめてみます。

アスペルガーに処方される薬


アスペルガーには、エビリファイ、ジェイゾロフト、トレドミンなどが処方されます。

しかし、これらの薬は全て、アスペルガー専用の薬ではありません。

エビリファイは、心に作用し、気持ちを穏やかにする薬で、心の病の治療に用いられています。

ジェイゾロフトとトレドミンは、憂鬱な気分を緩和し、意欲を高める薬で、エビリファイと同様に、心の病に処方されることが多いでしょう。

実は、アスペルガーは薬では治すことができないとされています。

アスペルガーの詳しいメカニズムはまだ解明されていないので、根本的な治療はできないのです。

症状としては、周りの空気が読めない、自分の気持ちをうまく他人に伝えることができないなどが挙げられ、日常生活を送る上で支障をきたすこともあります。

そのため、ストレスが溜まりやすくなってしまい、不安症状が強く出てしまうことも少なくありません。

そのような時に気持ちを落ち着けることが必要となるので、上記に挙げたような薬が処方されます。

オーソモレキュラー療法


オーソモレキュラー療法とは、薬だけに頼らずに、食事と栄養素で根本的な治療を目指す治療方法です。

食事やサプリメント、点滴などを使用し、細胞の働きを活発化させることで、病気を治していこうとするもので、心身に優しい治療法として注目を集めています。

人間の体は、約60兆個の細胞から成り立っています。

それらの細胞の働きが活発化すれば、様々な身体の異常が改善されると考えられているのです。

オーソモレキュラー療法は、精神疾患の治療法として、50年程前から海外で用いられるようになったと言われています。

初めは精神疾患のみに用いられていましたが、次第に、内科疾患やガンなどにも応用されるようになりました。

日本でも多くの病院などで取り入れられるようになっています。

アスペルガーと診断され、治療を行っても良くならない場合などにも、新しい治療法としてオーソモレキュラー療法が用いられることがあります。

オーソモレキュラー療法は、今後、需要がさらに高まることが予想される治療法なのです。

認知行動療法


アスペルガーの治療で用いられる認知行動療法では、患者の行動の背景を患者本人に確認しながら、問題行動を改善していきます。

アスペルガーの特効薬はありませんが、認知行動療法で症状を克服することが可能です。

認知行動療法は、患者の行動には必ずその行動をする明確な理由があるという考えのもと、患者にその行動をした理由を伝えてもらいます。

そして、その理由に問題がある場合、どのように問題があるのかをゆっくりと時間を掛けて患者に理解してもらうことで、患者の問題行動を徐々に減らしていくのです。

時間の掛かる治療法ではありますが、時間を掛ける分、効果は大きいと言われています。

患者の感じ方(認知)に問題が出る理由は様々です。

生まれ育った環境や人間関係などに影響されて、考え方や感じ方は大きく変わっていきます。

一度形成された考え方や感じ方を変えるのは難しいことかもしれません。

でも、本人がそうしたいと思えば、多少の時間は掛かっても、いつか必ずできるでしょう。

アスペルガーの治療に、認知行動療法を取り入れる価値は十分にあると言えます。

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