アスペルガー症候群とは何ぞや [アスペルガー]
アスペルガーとは、広汎性発達障害の一種で、自閉症と同じような症状が見られます。
アスペルガーの特徴として代表的なのは、他人とのコミュニケーションを上手く取れないというものです。
アスペルガーの人は、抽象的なことを理解することができません。
そのため、相手が表情から今どのような気持ちなのかを把握することができないので、知らず知らずのうちに相手を不快にさせてしまったり、傷つけてしまったりするケースが多いです。
また、以下のようなこともアスペルガーの特徴として挙げられます。
・会話が成立しにくい
・ジェスチャーでのコミュニケーションができない
・ごっこ遊びが苦手
・間接的表現は理解できない
・柔軟な行動ができない
・整理整頓が下手
・特定のことに強い関心を示す
アスペルガーの人は他人と話をしても、話がずれてしまって会話が成立しにくいです。
ジェスチャーでのコミュニケーションができなかったり、ごっこ遊びが苦手という一面もあります。
間接的表現を理解できないことが多いですし、その時その時に応じた柔軟な行動ができません。
それに、整理整頓が下手で、特定のことに非常に強い関心を示すという特徴もあります。
アスペルガーは遺伝するの?
アスペルガーは遺伝するといわれていますが、本当なのでしょうか?
結論からいうと、アスペルガーは遺伝します。
ただ、必ず遺伝する訳では無いので、勘違いしてはいけません。
両親がアスペルガーだった場合、その子供がアスペルガーになる可能性が高いというだけです。
アスペルガーの場合は、遺伝よりも教育方針や育った環境によって引き起こされる可能性が高いといわれています。
幼い頃に過度のストレスを受けると発症率が上がるといわれており、夫婦仲が悪い両親の子供は比較的なりやすいです。
また、父親、もしくは、母親がいない子供、放任主義で育った子供、過度に甘やかされて育った子供もアスペルガーになりやすく、虐待を受けた子供も発症率が高くなるといわれています。
このようなことがきっかけでアスペルガーを引き起こす可能性が高いため、子供の育て方が重要になってくるでしょう。
ただし、仮に子供がアスペルガーになったとしても、早い時期に改善することができれば、社会生活において特に問題を感じずに生活することができるはずです。
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