アスペルガー症候群、睡眠障害、結婚、遺伝 [アスペルガー]
アスペルガーだと睡眠障害やうつになりやすいというのは、本当のことです。アスペルガー症候群だと結婚できないと思われている人もいますが、必ずしもそうではありません。アスペルガー症候群が遺伝するのか気になる人も多いのではないでしょうか?
睡眠障害やうつになりやすい
アスペルガーだと睡眠障害やうつになりやすいというのは、本当のことです。
アスペルガーだと、脳の構造上、睡眠障害になりやすいと言われています。
睡眠障害になると、日中に強い眠気が出て、日常生活に支障をきたすことがあるでしょう。
また、睡眠障害により、心身のバランスを崩しやすくなり、自律神経失調症を引き起こし、身体の様々なところに不快な症状が表れたり、脳内物質が異常に分泌されてしまって、うつ病になってしまったりもします。
つまり、アスペルガーと睡眠障害やうつには、密接な関係があると言えます。
アスペルガー自体は先天的な要因ですが、その先天的な要因と後天的な要因が重なってしまいやすいのです。
アスペルガーのつらさはなかなか他人に理解してもらいにくいため、それがストレスとなり、さらに睡眠障害やうつが悪化するということも考えられます。
このような場合、病院で症状に合わせた薬を処方してくれますから、一人で悩まないことが非常に大切です。
結婚できない?
アスペルガー症候群だと結婚できないと思われている人もいますが、必ずしもそうではありません。
アスペルガー症候群の人でも結婚している人はたくさんいるので、安心してください。
ただし、アスペルガー症候群だと結婚するのが難しいというのも事実です。
なぜなら、アスペルガー症候群の人の場合、相手の心を読むというのが苦手なので、無意識のうちに誤解を招いてしまったり、相手を不快にさせてしまうことがあるからです。
それに、どうして相手が不機嫌になったのか、何に対して怒っているのかが理解できないため、なかなか上手くコミュニケーションを取ることができません。
こういった問題があるので、仮に結婚できたとしても、結婚生活を続けるのが困難な場合もあります。
ですから、アスペルガー症候群の人が結婚したい場合には、自分のことを本当に理解してくれるパートナーを探すというのも重要です。
円満な結婚生活を送るためにも、アスペルガー症候群という病気がどういったものなのかを理解して、支えてくれる人と結婚した方が良いでしょう。
遺伝するのか
アスペルガー症候群が遺伝するのか気になる人も多いのではないでしょうか?
自分やパートナーがアスペルガー症候群だった場合、子供に遺伝しないか不安になってしまうのは当然のことだと思います。
アスペルガー症候群になると快適な社会生活を送ることができず、苦労してしまうことが多いです。
では、本当にアスペルガー症候群は遺伝するのでしょうか?
結論からいうと、アスペルガー症候群は遺伝する可能性があるといって良いでしょう。
まだはっきりとはアスペルガー症候群と遺伝の関係は解明されていませんが、遺伝する可能性が高いという調査結果が出ているそうです。
そのため、両親のどちらかがアスペルガー症候群の場合、子供に遺伝する可能性があると思ってください。
ただ、両親のどちらかがアスペルガー症候群だからといって、必ずしも子供がアスペルガー症候群になるとは限りません。
確率は100パーセントではないので、アスペルガー症候群が遺伝しないこともあります。
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